注文の行数ではなく、発送する宛先をまとめる
クリックポストの公式マニュアルでは、まとめ申込に使うCSVはShift-JIS、1回のアップロードは40件まで、1行目の見出しは変更しないと案内されています。Shopify注文CSVには別の列や追加商品行が含まれるため、そのままアップロードせず、宛先単位に整理して公式テンプレートへ割り当てます。
事前に利用条件と発送する荷物を確認する
クリックポストへのログイン、運賃の支払い、ラベルの印字はクリックポスト側で行います。荷物のサイズ・重量・内容品・最新の運賃や引受条件は、公式サイトで確認してください。CSV作成だけで発送申込や支払いが完了するわけではありません。
最初に数えるのは、CSVに並んだ商品の行数ではなく、今回申し込む荷物の件数です。たとえば一つの注文に商品が二つあっても、一つの荷物へ同梱するなら宛先は一件として準備します。反対に、一つの注文を複数の荷物へ分ける場合は、注文の行をそのまま使わず、荷物ごとの宛先を用意する方法を決めてください。
公式テンプレートの8列と入力条件
宛先が決まったら、公式テンプレートの列へ情報を移します。Shopifyの注文CSVに含まれる情報をすべて入れる必要はありません。クリックポストのまとめ申込に必要なのは、受取人、届け先、内容品を表す次の項目です。
| A:お届け先郵便番号 | 必須。ハイフンなしの半角数字7桁、またはハイフンを含む8文字。先頭0がある場合も桁を保持します。 |
|---|---|
| B:お届け先氏名 | 必須。敬称を含めず、全角20文字または半角40文字以内。 |
| C:お届け先敬称 | 「様」または「御中」。氏名欄にも敬称を入れて二重にしないよう確認します。 |
| D:お届け先住所1行目 | 住所4列のいずれかは必須。各列は全角20文字または半角40文字以内。 |
| E:お届け先住所2行目 | 都道府県から部屋番号までの住所を、1〜4行目へ順に分けます。各行の文字数を確認します。 |
| F:お届け先住所3行目 | 使わない場合も列自体は残します。住所の途中を欠落させないよう確認します。 |
| G:お届け先住所4行目 | 使わない場合も列自体は残します。長い建物名などがある場合はラベル上の表示も確認します。 |
| H:内容品 | 必須。全角15文字または半角30文字以内で、実際の内容が分かる名称にします。 |
この公式8列には電話番号やShopify注文番号の列はありません。必要な照合用情報は別に管理し、取込CSVへ独自の列を足さないでください。Shopifyの配送先情報が足りない場合は元の注文を確認し、郵便番号や部屋番号を推測で埋めないようにします。
住所が一つの欄に収まらない場合も、情報を短く削る前に住所欄への分け方を見直します。町域・番地から建物名・部屋番号まで、欄を順に読めば住所がつながる状態にしてください。列を増やすと公式テンプレートと一致しなくなるため、余った情報を独自の列へ逃がす方法は使いません。
架空の配送先を8列へ割り当てる例
次は列と文字数を確認するための架空例です。実際の顧客や発送申込のデータではありません。手作業で分割する場合の一例であり、アプリが常に同じ位置で住所を分けるという意味ではありません。
| お届け先郵便番号 | 150-0001 |
|---|---|
| お届け先氏名 | ストアシス 太郎 |
| お届け先敬称 | 様 |
| お届け先住所1行目 | 東京都渋谷区神宮前1-2-3 |
| お届け先住所2行目 | テストビル101号室 |
| お届け先住所3行目 | 空欄(列は残す) |
| お届け先住所4行目 | 空欄(列は残す) |
| 内容品 | Tシャツ |
手作業では、住所を分けた後に全体を読み直し、都道府県・市区町村の重複、番地や建物名の抜けを確認します。混在する全角・半角は文字数の扱いが異なるため、単に見た目の長さだけで判断せず、取込結果も確認してください。
表のように分けた後は、列ごとに文字数を見るだけでなく、宛先全体を読み直します。住所の一部が重複していないか、建物名を移す際に部屋番号が抜けていないかを、元の注文と照らして確認します。この例は入力の考え方を示す架空データであり、実際の配送先や、配達できる住所の見本ではありません。
Shopify注文からクリックポストCSVを作る流れ
必要な列と値が分かったら、次の順番でファイルを作成します。公式テンプレートの見出しを残し、発送する荷物の件数を確認してから、まとめ申込へ進みます。CSVの準備と、クリックポスト上の支払い・ラベル印字は別の作業です。
- 発送対象を宛先40件以内に絞る
Shopify注文の発送状態と届け先を確認します。複数商品の行数ではなく、今回申し込む荷物の件数を数えます。41件以上ある場合は、対象を40件以下に分けて作成します。
- CSVの準備方法を選ぶ
手作業ではShopifyの注文CSVをエクスポートして、クリックポストの公式テンプレートへ転記します。Shipping Assistantではアプリで注文を選び、クリックポスト形式を出力します。Shopify注文CSVをアプリへアップロードする必要はありません。
- 8列の内容と文字コードを確認する
郵便番号、氏名、敬称、住所4列、内容品を確認します。手作業では公式指定のShift-JISで保存します。Shipping Assistantの出力はCP932です。生成後のファイルを表計算ソフトで保存し直すと形式が変わることがあるため、不要な再保存を避けます。
- まとめ申込でCSVを選ぶ
クリックポストのまとめ申込画面でファイルを選択し、取込結果を確認します。エラーがある場合は、その行を修正してから進めます。
- 宛先を照合して支払い・印字へ進む
登録対象とShopify注文を照合し、クリックポスト側で支払いとラベル印字を行います。一部の行だけ登録した場合は、完了した宛先を控えて再登録を避けます。
アップロード後は、登録された宛先の件数と表示内容を確認してください。CSVを受け付けたという結果だけで、そのまま支払いへ進めるとは判断しません。発送する荷物と一件ずつ対応しているかを確認してから、クリックポストの案内に沿って進めます。
取り込みエラーを切り分ける
取り込めない場合は、画面に示された理由から確認します。件数、列の形、文字の読み取り方では、それぞれ修正する場所が違います。原因が分からないままCSV全体を保存し直すと、先頭0など別の値まで変えてしまうおそれがあります。
| 40件を超えて取り込めない | 見出しを除いたデータ件数を数え、1ファイル40件以内へ分けます。各ファイルの1行目に同じ公式見出しを残し、同じ宛先を重複させないよう照合します。 |
|---|---|
| 郵便番号の先頭0が消える | 元データと7桁を照合します。表計算ソフトでは文字列として扱い、必要に応じて公式で認められるハイフン付きの形へ整えます。消えた数字を推測で補わないでください。 |
| 見出し・形式のエラーになる | 公式8列の順序と見出しを確認します。独自の列追加、列削除、Excel形式のままの保存、見出しの変更がないか確認します。 |
| 氏名・住所・内容品が長すぎる | 欄ごとの上限を確認します。住所は使っていない行へ分け、内容品は実物が分かる短い名称にします。必要な番地や部屋番号を削らないでください。 |
| 日本語が文字化けする | Shopify注文CSVのUTF-8と、クリックポストが指定するShift-JISの違いを確認します。CP932でも扱えない文字があるため、アプリが示す文字の警告・エラーも確認してください。 |
| 一部の宛先だけ登録された | 登録できた宛先とエラー行を分けます。全件をそのまま再送せず、クリックポストの申込状況と照合してから残りを処理します。 |
修正するファイルは原本と分けて保存し、再取込する宛先を明確にします。一部の宛先をすでに登録した場合は、同じ宛先を重ねて申し込まないよう、クリックポスト上の状態を確認してから処理してください。
Shipping Assistantを使う場合の範囲と確認点
毎回同じ8列へ転記する作業が負担になったら、Shipping AssistantでShopify注文を選び、クリックポスト用CSVを出力できます。現在の標準出力は見出し付き8列・CP932で、宛先や内容品の確認を出力前に行います。1注文を1行として出力するため、一つの注文を複数の荷物へ分ける場合は、そのまま必要な宛先行が揃うわけではありません。
クリックポストへのアップロード、支払い、印字は利用者が行います。また、クリックポスト用CSVを出力できることは、クリックポストから送り状番号を自動取得してShopifyへ反映できることを意味しません。送り状番号反映の対応形式は製品紹介・サポートで別に確認してください。
少数の発送を一度だけ処理するなら、公式テンプレートへの手入力でも進められます。定期的な出荷で転記とチェックを繰り返している場合は、製品紹介で対応範囲と利用条件を確認してください。料金や最新プランはShopify App Storeを案内しています。
よくある質問
クリックポストCSVに電話番号や注文番号は必要ですか?
公式のまとめ申込テンプレートは、郵便番号、氏名、敬称、住所4列、内容品の8列です。電話番号や注文番号の列はありません。注文との対応は別に管理してください。
41件以上をまとめて発送したい場合はどうしますか?
1回のアップロード上限は40件です。宛先を40件以下の単位に分け、各CSVに公式の見出しを残します。アプリから出力する場合も、対象注文を40件以内に分けて確認してください。
アプリでCSVを作れば、支払いや送り状番号反映まで自動で進みますか?
CSV作成後の申込、支払い、印字はクリックポスト側で行います。クリックポストの送り状番号を自動取得・反映する機能として案内しているものではありません。
CSVが作れても取り込みに失敗することはありますか?
あります。取込先の最新仕様や入力内容を含めて確認する必要があります。初回や設定変更後は少数で試し、宛先・内容品・件数・ラベル表示を確認してください。
参考資料
配送会社の利用条件や取込仕様は変更されることがあります。作業前に公式の最新情報もご確認ください。
